福島県白河市内を車で走っていたら、不思議な交差点を発見。
「直進のみ」の標識ですが・・・
ここって十字路ですよね。左折も右折もできない十字路って初めて見ました・・・

しかも、通行できない道路は、超見通しのいい一本道。
さらに謎が深まります・・・

その時、目の前を1台のバスが !
走れない道を走るバス。いったいあれは ?

その謎を解くべく、車体にあった文字をたよりにやってきたのは「JRバス」。

ジェイアールバス関東 白河支店・岡見将浩支店長
「あのバスは、白河駅から棚倉方面へ向かう当社の一般路線バス『白棚線(はくほうせん)』です。白棚線は一部、専用道路で運行しています」
支店長によると、今から109年前、白河と棚倉を結ぶ「白棚(はくほう)鉄道」が開業。戦時中の鉄不足によりレールが取り外され、いったんは廃線になりますが、戦後、かつてレールがあった場所を専用道路として、路線バス「白棚線」が誕生したんですって。

その長い歴史は、現在も道路脇の看板に見ることができます。
ちなみに、白河と棚倉を結ぶ約28キロの区間中、バス専用道路は5・6キロ。
専用道路に信号は無く、交差点は基本的にバス優先と鉄道と同じ仕様。
制限速度は時速60キロなんですって。

そして、専用道路はJRバスの私有地のためこんなことも。
ジェイアールバス関東 白河支店・岡見将浩支店長
「現在『運転体験』というものを開催しております」
年に数回開催している、本物の路線バスの車両を運転できる運転士体験会 !
参加費は5万円と、なかなかの金額ですが、
全国各地から熱心な路線バスファンが集まるんですって !

ということで、この男にも、運転体験にチャレンジしてもらいましょう !
スタッフ
「白河市で大型バスの運転ができるんですが、大型免許持ってないですか ?」
カガちゃん
「大型免許なんてあるわけないでしょ『切り返しの鏡田』が」

と、そんなカガちゃんに朗報 !
ジェイアールバス関東 白河支店・岡見将浩支店長
「お客様を乗せて走って、お金をいただくわけではないので、運転体験は大型二種免許ではなく、大型一種免許で大丈夫です」
スタッフ
「大型一種免許でいいそうなんですが、大型一種も無いですか ?」
カガちゃん
「何を言ってるんですか、見てないんですか私の履歴書」
ということで、カガちゃん運転できず・・・
でもせっかくなので、県内ではここだけのバス専用道路の貴重な景色を見てもらいましょう !
カガちゃん
「バス専用道路に入って行きました、一直線、すごいきれいです !」

遮るものが何もないまっすぐな道を悠然と進むバス。
福島でありながら、福島ではないようなここだけの風景。
白棚線の非日常感、ぜひ体験してみては !

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『ふくしまSHOW』
(福島県域 水曜よる7時~)
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