■「中学時代一瞬バレー部に」そして、高校時代に大きな転機が!

シュミット選手は、小学校2年生の時に、テレビで見たJリーグの試合をきっかけにサッカーを始め、中学・高校は強豪・東北学院に進学しました。


シュミット・ダニエル選手:
「中学校に入学して、サッカー部に入ってたんですけど、一瞬やめた。5か月間くらいバレー部に入って、サッカーの方が楽しかったので、サッカー部に戻りました」


シュミット選手のサッカー人生の中で大きな転機となったのが高校時代です。

それまでミッドフィルダーとしてプレーしていましたが、恵まれた体格と足元の技術の高さを評価され、本格的にGKへ転向しました。その決断には、ある男性の存在がありました。


シュミット・ダニエル選手:
「それがなければ、今の自分は間違いなくないだろうし、GK一本でやることを進めてくれた橋本先生は、自分もそれを決断できたのが高校の時だった」


シュミット選手が、恩師と慕う東北学院高校サッカー部の橋本俊一監督です。シュミット選手のひたむきに努力する姿を見守ってきました。

東北学院サッカー部 橋本俊一監督:
「見ていて優しいタイプなので、プロには向かないとか、ハングリー精神が足りないとか見られがちだけど、コツコツ努力する姿勢が今に至っている」


中学・高校で一緒にプレーした同級生の天野貴文さんもそんな彼の姿を見てきました。

シュミット選手の同級生 天野貴文さん:
「彼は、こつこつ裏で努力するタイプで、朝練もやってましたし、個人としては努力家という印象。堅実、慎重という言葉が当てはまる(性格)」


高校卒業後は、中央大学を経てプロの舞台へ。ルーキー時代からある大きな目標を掲げていました。

シュミット・ダニエル選手:
「日本人としてやっぱり日本代表になりたい」

「日本代表になりたい」

しかし、ここに至るまでは順風満帆ではありませんでした。