徹底解説!新しいガソリン補助金の仕組み

まずすぐに価格が10円安くなるわけではありません。基本的な仕組み、仮にガソリン価格が185円で一定だとすると、1週間後に5円が引き下げられ、その後1円ずつ段階的に価格が下がり、最終的には10円引きの175円になるイメージです。

一気に価格を下げると、その直前に買い控えが起こってしまう可能性があるため、緩やかに価格を変動させることで、消費者の行動を平準化する狙いがあるようです。

しかし、実際のガソリン価格は日々変動しますから、補助金の額もそれに合わせて調整されます。価格が185円から2円上昇した場合は、上昇した2円分も含めて1円下がるまで補助します。逆に価格が下がった場合は補助額は控えます、という具合です。(詳しくは図を参照)。

ただし、補助金は上限10円と決まっているため、仮にガソリン価格が大幅に上昇した場合は、その週として本来下げたい額まで及ばないということもあります。