青森県十和田市は昨年度、物価高騰対策として実施した低所得者向けの支援給付金事業で、最大504世帯に5300万円の支給漏れがある可能性があると発表しました。
十和田市 櫻田百合子 市長
「市民の信頼を大きく損ねる事態になり、改めて深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」
支給漏れは、22日に行われた十和田市議会全員協議会で市側が発表しました。
十和田市は、物価高騰を受けた低所得世帯へ対する臨時特別給付金として、昨年度から1世帯あたり10万円を支給しています。
今回の調査で、最大504世帯に給付の案内などをしておらず5300万円が支給漏れになっていた可能性があるということです。
市は、支給漏れについては6月2日に開会する市議会で補正予算案を提案し、速やかに手続きをするとしています。
十和田市 櫻田百合子 市長
「今後このような事案を発生させることがないよう、再発防止と適正な事務処理に徹底して努めてまいります」
また、十和田市は要件を満たしていない世帯にも誤って支給していて、その額は最大66世帯で745万円にのぼる可能性があるとしています。