大分県別府市で実証運行が始まった市民ドライバーによるライドシェアについて、市は3週間で1500件を超える依頼があったと公表しました。
別府市は観光客の移動手段の確保に向けて、4月28日から市民ドライバーが自家用車を活用して輸送するライドシェア事業を実証運行しています。

長野市長は21日の会見で事業開始から3週間で1594件の配車依頼があったと発表しました。このうち、対応できたのは997件で、残る597件は応答できなかったとしています。
市はライドシェアへの潜在的なニーズは大きいとみています。
(長野市長)「ライドシェアを入れたとしても、まだこれだけの需要に応えられていないという数字が出たのでいつでも移動できるような手段を可能な限り整えていくというのが務めだと思っている」

開始から3週間では65人の登録ドライバーが31台の自家用車で対応。運賃収入は308万2000円に上り、乗客のうちおよそ6割にあたる58.5%がインバウンド客でした。
5月末には、登録ドライバーは110人に達する見込みで、市では今後も需要を見ながら体制を拡充していく方針です。