日本の主力ロケットH2Aの最終号機、50号機が来月打ち上げ予定です。種子島宇宙センターで20日、搭載される衛星が公開されました。

公開されたのは、H2Aロケット50号機に搭載される観測衛星「GOSAT-GW」で、三菱電機とJAXAが環境省や国立環境研究所と共同開発したものです。

雨や海面水温のほか、温暖化の原因となる温室効果ガスなどを観測し、台風や集中豪雨の予測精度向上などに役立てられます。打ち上げ費用を含む総開発費は、およそ481億円です。

H2Aロケットは、2001年から打ち上げられてきた日本の主力ロケットですが、低コスト化のため、50号機の打ち上げを最後に新型のH3ロケットに移行されます。

(JAXA 小島寧GOSAT-GWプロジェクトマネージャ)「H2A最終号機で打ち上げるのは感慨深い。感謝すると同時に、最終号機もきちんと打ち上げていただきたい」

H2A・50号機は、来月24日の間に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。