志布志と大阪を結ぶフェリー「さんふらわあ」の利用促進を話し合う協議会が開かれ、昨年度のトラックの輸送台数が過去10年間で最も多くなったことなどが報告されました。
協議会には運航会社や鹿児島県、志布志市などが参加しました。志布志と大阪をおよそ15時間で結ぶ「さんふらわあ」は毎日運航しています。19日は昨年度のトラックの輸送台数が7万3511台で、過去10年間で最も多くなったことが報告されました。
トラックドライバーの時間外労働の上限規制、いわゆる「2024年問題」により、船内で休息がとれるフェリー輸送の需要が高まったことが要因とみています。また、先月開幕した大阪関西万博ツアーも実施中で旅客数は前の年の同じ時期に比べ2割増えています。
(商船三井さんふらわあ 牛奥博俊社長)「鹿児島から大阪万博に向かわれる人はもとより、万博に来た国内各地の人・インバウンド客を九州・鹿児島にどんどん移動の手段として利用してもらいたい」
3月には都城志布志道路も全線開通し、鹿児島の東の玄関口として、観光、物流のさらなる利用が期待されます。