「コメをどれくらい安くしたい?」記者の質問に大臣は…

――価格にコメントしないと承知する一方で、価格を下げることを目標としていると思います。例えば5キロ3000円以内など、どれぐらい安くしたいと大臣は考えでしょうか?

江藤農水大臣
私がですねここであなたの質問に答え、例えば3500円ですと答えたとするとですね。

「なるほどな」という評価をされる方とですね、「何だ」というふうに評価される方、それは消費者の方々、それから生産者の方々、それぞれあると思うんですよ。ですからこの場で、その質問に答えるのは難しいですよ。難しいですが、これからだいぶ概算金が出てきてます。

これは大体8月の末ですからですね、だいぶ時間がありますが、そういったものもですね、これからの価格水準の一つの目安にはなる。それから民間の方々もですね、活発に集荷に努力をさらにしていると。いわゆる全農系ではなくてですね、それ以外の方々がそういう報道等もありますので、ですから、どこら辺が適当かということは難しいんですけれどもただ、このままの状態が続けば確実にやはり米以外のものを食べようということはですね、本当は米を食べたいとか、でも高いから無理ねという人が出てきてしまうと、その水準はまずい。

しかし、生産者の方々がですね、もうやっぱり今年限りでもうやめようというという水準もまずい。ですから非常にですね、これからの米の適正な価格を決めることについてはですね、基本的に国が決めるというものではありません、市場が決めるわけでありますけども、それにしても例えば需給の見通しをですね、しっかりしたものを出すとか、そういった間接的なコミットを我々はしていくわけですから、そういったものの精度を上げてですね、より検討した上で対応していきたいと思っています。

――総理も「結果を出すように」というふうにおっしゃってますが、目標がないといわゆる政策の成否っていう判断は難しいのかなと思うんですけど、そちらはいかがですか。

江藤農水大臣
総理からいくらにしろって話はありません。

それはいくらにしろという話ではありませんが、しかし、総理の御認識としては、今の価格はあまりにも高すぎるだろうというのはご認識ですので、総理から確定的な数字を聞いたことは一度もありません。