エアコンをつけたのに「なんだか涼しくない…」「なんか臭う…」
梅雨入りで使う機会が増えるエアコン。
家電のプロが教える、快適かつ省エネになる大切な3つのポイントとは。

この夏も暑い

気象庁が発表している7月までの3ヵ月予報では、全国的に気温は平年並みか高い予想で、ことしも暑い夏になると予想されています。
エアコンは、夏を乗り切るために欠かせないアイテムになっていますが、いざ使うと効き方が弱かったり、故障していたりすることも…。

【家電のプロに聞く】エアコン準備のポイント「3つ」

話を聞いたのは、長崎市内の電器店「安心電気」の岡村諭拓店長。
“効きが悪い” “風が弱い”などのトラブルを防ぐには使い始める前の準備が大切だといいます。

【1】まずは“試運転”でチェック

久しぶりに使うエアコンは「室温マイナス3度」設定で30分以上運転してみましょう。
例:室温25℃→設定温度22℃
その間に室外機がちゃんと動いているかもチェックします。

安心電気 岡村諭拓店長
「急激に温度を下げず、室温からマイナス3度程度に設定して運転すると、負荷が減ってエアコンに優しいです」

【2】フィルター掃除で“電気代も節約”

フィルターにホコリがたまっていると、エアコンはより多くの力を使わなければならないため、電気代がかさみます。

掃除するときのポイントは以下の3つ。
 ・電源プラグを抜く(感電防止)
 ・掃除機や柔らかい歯ブラシで優しく
 ・洗剤は中性洗剤を使う(部品を傷めないため)

安心電気 岡村諭拓店長:
「フィルターが汚れていたら、その分力を使うので電気代がかかります。定期的なお手入れが“長持ち”につながります」

【3】盲点!リモコンのチェックも忘れずに

意外と多いのが、「リモコンのトラブル」、故障や電池の液漏れです。
使わない時期は電池を抜いて液漏れを防いだり、試運転の際に液晶が表示されるかどうかを確認してください。

便利なのがこの方法:
スマートフォンのカメラで、リモコンが正常に動いているか確認できます。ボタンを押した時に、リモコンの先端部分が赤く光っていれば、正常に赤外線信号が出ている証拠です。

内部クリーニングは3〜5年に一度

におい・効きが気になる人は、専門業者による内部クリーニングは、3年から5年に一度専門業者に依頼することでエアコンの効き方や出てくる風のにおいも変わってくるということです。

【まとめ】今こそ“チェック”のベストタイミング

☑ 試運転して風と温度を確認
☑ フィルターを掃除して省エネ
☑ リモコンの赤外線もチェック

本格的な暑さの前にチェックしてみてください。