大雨シーズンを迎える中、防災力向上が期待されます。
宮崎県延岡市北川町の道の駅「北川はゆま」が、国土交通省の「防災道の駅」に選ばれました。
(田尻怜也記者)
「防災道の駅に選定された『北川はゆま』に来ています。大規模災害に備えようと、充実した駐車スペースがあります」
広域的な防災拠点として位置づけられる「防災道の駅」。
今月新たに選定された延岡市の道の駅「北川はゆま」では、大規模災害が起きた際、自衛隊や警察、国交省の緊急災害対策派遣隊「テックフォース」の救助活動の拠点として活用されることが想定されています。
また、「北川はゆま」の駐車場は、普通車108台、大型車23台をとめられる広さがあり、被災した人たちを一時的に受け入れるための備えも。
(道の駅 北川はゆま 脇坂光一駅長)
「防災倉庫には災害時に下に敷くマット(約40人分)が入っています」
さらに、レストランは避難所として活用できるほか、非常用の発電設備や断水した場合でも使えるマンホールトイレなども整備されています。
(延岡市民)
「私たち市民も買い物途中でも逃げ場ができるので、すごく心が安心してありがたい」
(道の駅北川はゆま 脇坂光一駅長)
「時間帯によって難しい時間帯もあるが、とりあえず来れば、食事、電気・水道、全て整っているので、万が一の際はご遠慮なく、真っ先に『北川はゆま』に行ってみようかということで、まず、来ていただければ」
県内で「防災道の駅」に選定されたのは、都城市の道の駅「都城NiQLL」に続き、「北川はゆま」が2か所目で、全国では、これまでに79の道の駅が選定されています。