「5kg2980円」の未来は来るのか…

コメ価格は今後、「備蓄米の放出が進めば6月にかけて価格は緩やかに下がる見込み」だと折笠主席研究員は話します。「急激な値下げは期待できず、数十円単位の下落」ではないかということで、現実的に5kg2000円という相場に戻ることはないだろうとみています。
5kg2980円まで下げるためにはどうすればいいのでしょうか。折笠主席研究員は、生産量そのものが足りてない面があるのではないかと指摘した上で、「主食用のコメの生産をいかに増やすか」と指摘。また、「コメの生産量を正確に把握すること」も必要ということですが、これに関しては農水省が今後どのようなシステムを構築していくかがカギと言えそうです。
課題としては、事実上の“減反政策”(コメ価格を下げすぎないために補助金を出して生産量を調整する)の見直しを行い、生産量を増加させる方向へ向かうことが必要だといいます。その上で、もし余剰が出れば、備蓄米として保管したり、輸出に回したりすることで価格をキープするべきだと折笠主席研究員は述べています。
もうしばらく耐える必要がありそうなコメの価格高騰。今後の動きに注目です。














