「午後2時になりました。
飯豊町の大巻橋、ようやく通行が再開されます」

今年8月の大雨で崩落し、
全面通行止めが続いていた山形県飯豊町の大巻橋。
仮橋の設置により、およそ3か月ぶりに通行が可能となりました。
大巻橋の周辺住民
(3か月、長かったですか?)
「長かったです。不便で不便で。
こんなに近いということはありがたかったんだね。
きょうの開通は待ちに待った、うれしい開通です」
「念願の(開通)。3か月、8月3日からね。その間不便な思いして。大変助かります」

大巻橋を含む県道10号は、
町内から国道に通じる生活道路としても利用されていて、
今回の通行再開でようやく、これまでの日常を取り戻すことができそうです。

ただ、町を襲った大雨の傷痕はいまだに色濃く残っています。
大巻橋の崩落によって町内に住む男性が車ごと流され依然、行方不明になっているほか、
橋の近くを走るJR米坂線の鉄橋も被災しました。
大巻橋の周辺住民
「ちょうどここ、目の前、米坂線が通っているんですけど、8月3日から、なんか本当に違った。 そういう(以前のような)風景を見られないのは寂しいです」
この地域に住む学生たちにとっても大切な交通手段である米坂線。
いまだに復旧のメドは立っていません。

大巻橋の周辺住民
「米坂線は学生とかだべな、あってほしいけどな私たちは。
(通学とか移動のときに必要?)
不便だと思います」
飯豊町を襲った8月の大雨被害。一日も早い全面復旧が待たれます。