3年ぶりとなるロシアとウクライナの直接交渉が先ほど終了しました。交渉が行われていたイスタンブールから中継です。

直接交渉は2時間足らずで終了となり、早期停戦実現の見通しは立たないままです。

交渉は日本時間の16日午後7時半すぎに始まり、仲介役のトルコ外相の冒頭挨拶のみ公開され、あとは非公開で実施されました。

ウクライナ側の代表団を率いたウメロフ国防相は終了後、停戦に関し議論を行ったとしたうえで、ロシアとの間で1000人ずつの捕虜交換に合意したと述べました。

また、ゼレンスキー大統領とプーチン大統領の首脳同士による交渉を求めたということです。

これに対し、ロシアのメジンスキー大統領補佐官は双方が停戦に向けた考えを文書にすることで合意したとし、「交渉を続ける用意がある」としています。

一方、ロイター通信はロシア側が停戦の条件として一方的に併合した4つの州からのウクライナ軍の撤退などを要求したとし、ウクライナ外交筋は「ロシアの要求は非現実的だ」と述べていて、双方の主張には依然として大きな隔たりがあるとみられます。