同じ3年生のマネージャーは、こんな一面も教えてくれた。

「一番3年生の中で頭がいいけど、子ども(笑)。一番やんちゃで、面白い」

高校最後の全国総体は、仲間とともに競技を楽しみながら、自分の力を出し切るつもりだ。

――仲間と話す久貝
「半周はキープでいいよ、ハロン線ぐらいまでキープして、そこから踏んで、そしたら俺タレてもちょっとはできるから、対応できるから…」



「チームスプリントが結構今いい線にいて、県記録が出そうな感じ。そこでまず全国に出て入賞、できれば表彰台に乗れたらいいなと思うのと、ケイリンは今まで負け続けてきたんで、自分の力をしっかり出して、優勝できれば」

「プレッシャーも結構かかると思いますけど、最後は楽しみつつ。自分のこの3年間、頑張ってきた力を全部出せればいいなと思います」

自転車競技界に表れた新星は、沖縄から全国、そして世界の舞台へ。心ひとつに、ペダルをこいで、夏の日本一をつかみにいきます。

<取材MEMO>
今月は、国際大会のジャパントラックカップの出場も控える久貝選手ですが、自転車競技は17日から県高校総体の戦いが始まります。

県総体では、自身が持つ大会記録の更新が期待されています。県総体の結果は、来週19日(月)放送のRBC NEWS Linkでお伝えします!(取材 下地麗子)