▼山本正英監督
「自分でできるようにならなきゃいけない、まず最初の課題です、今1年生は全然できないので先輩に聞いたりしてやっている」

全国総体などの大舞台でも、自分たちで整備しなければならない自転車競技。チームのキャプテンを務める久貝は、後輩たちの整備もフォローする。

――走る後輩に声をかける久貝
「おい、りゅうと!ラスト!」「ラスト、ラスト、あげろ」



キャプテンになって、新たな競技の楽しさを感じるようになった。

▼久貝一心
「後輩が強くなっていくのがめちゃくちゃ楽しいですね。後輩が今日も1キロで4秒更新したんですよ」
「だんだん後輩がみんな強くなっていって、その中で誰かまた日本代表に選ばれたらもっと喜べるかな、って」

夏の全国総体では、3選手で挑むチーム戦「チーム・スプリント」でも上位入賞を狙う。

1周ごとに先頭選手がコースから外れ、最後の選手のゴールタイムで勝敗を競うチーム・スプリント、ラストを担う久貝について後輩は―

▼喜如嘉 朝煌選手(2年)
「アジア、世界で戦っているので憧れです」「チーム・スプリントでも最後めちゃ上げてくれるので助かります。速度が全然違います」