17日から大分県宇佐市の宇佐神宮で始まる将棋の名人戦第4局。3連覇に王手をかけた藤井聡太七冠が16日来県し、大一番を前に本殿を参拝しました。
今年で創建1300年となる宇佐神宮に午後4時前到着した藤井名人と挑戦者の永瀬拓矢九段。2人は祈祷殿を訪れてお祓いを受けた後、本殿に参拝しました。

名人戦七番勝負の第4局は17日と18日に行われ、ここまで3連勝の藤井七冠が勝てば3連覇となります。
(加賀其昌記者)「対局会場の勅使斎館です。あすの一局に向け将棋盤や名人が飲む水などが用意されています」
対局会場の勅使斎館は天皇陛下の勅使が宿泊する場所です。2人は会場に移動した後、室内の明るさや温度を確認するとともに藤井名人が対局で使う駒を決めました。

(藤井聡太七冠)「最初の錦旗の駒が一番いいかなと思っています」
(参拝客)「場所的にもこういう場所でやられるのはとてもいいことだと思う」「あの若さでここまでのぼりつめたから努力の賜物だと思う」「前回、別府にもいらっしゃったでしょ。すごいなと思って。八幡様はどっちを味方するかなという感じですよね」
去年、別府市で開催された名人戦に続いて再び県内で対局に臨む藤井七冠。タイトル3連覇を果たすか、永瀬九段が反撃を見せるのか。
2人は16日、午後6時半から前夜祭に臨みます。名人戦に合わせて宇佐神宮では17日将棋の指導イベント、18日は大盤解説会が開催されます。