「ドーン」800メートル離れた防カメに衝撃音が
墜落したT-4練習機は、14日午後3時6分に航空自衛隊小牧基地を離陸。その1分後に急速に高度を下げ、3時8分ごろに墜落したとみられています。
現場は博物館明治村に近い入鹿池の北西の水域です。そこから南西におよそ800mの場所にある、貸しボート店の防犯カメラに、墜落したときとみられる音が収録されていました。墜落したとみられる午後3時8分ごろに記録されていた音は。
「ドーン」
この店と墜落したとみられる場所は800mも離れていますが、かなり大きな衝撃音がしたことがわかります。
(現場で音を聞いた人)
「爆音がして…すごく大きな音がしました。ドスンというようなゴーという鈍い音」
墜落したT-4練習機は宮崎県の新田原基地に向かう途中で、井岡拓路1等空尉と網谷奨太2等空尉が乗っていました。事故に至るまでわずか2分。池の上空で一体何があったのか。
これまでの捜索で座席シートの一部やエンジンとみられるもの、タイヤがみつかっていますが、自衛隊の関係者によりますと池の中に大小さまざまな部品が、墜落したとみられる場所を中心に、散乱しているということです。
