新型コロナウイルスの流行、第8波に備え山梨県は子どもへのワクチン接種の推進を目指しています。
小学校などで行う保護者説明会は11月から行う予定で10月31日に県教委から市町村への説明会が開かれました。

手島俊樹教育長:
保護者がワクチン接種を受けさせるかどうか判断するための客観的情報を提供することを目的としている。

県は9月30日に改訂した協力要請の中で、予防接種法で努力義務となった5歳から11歳へのワクチン接種について、各小学校などに保護者向けの説明会を開くことを要望しています。

31日には県教委による市町村への説明会が行われ、校長や教職員ではなく学校医が接種の必要性などを説明する事や、動画やリーフレット、リモートなどの活用で保護者の負担を軽減することなどが説明されました。

教育庁 保健体育課 戸田徳和 課長補佐:
接種自体は保護者の判断になるが説明し、共通理解を求めてもらえれば。

県が保護者に行ったアンケートでは、安全性への不安などを理由に約2割が接種させたくないと回答していますが、県教委では今週中にも各市町村に依頼書を送り、各市町村は11月から説明会を開催する予定です。

なお県内の5歳から11歳のワクチン接種率は23%程度にとどまっています。