去年12月、北海道北見バスが運行する北見市や網走市と札幌市を結ぶ都市間バス「ドリーミントオホーツク号」で、終点に到着したあと乗務員が確認を怠り、座席で寝ていた30代の女性客が約1時間、車内に取り残され警察に救出されていたことが分かりました。

北見バスによりますと、バスは去年12月15日午後7時20分に札幌駅を出発し、16日午前0時20分ごろ終点の北見バスターミナルに到着しました。

30代女性客が車内に取り残される

 2人いた乗務員は、到着後に車内の点検確認を怠り、後方の座席で寝ていた30代女性の乗客に気づかないまま、バスを車庫に入れたということです。

警察が会社に電話するも不通

 約30分後に目を覚ました女性は、北見バスへ電話をかけましたが、つながらなかっため警察へ通報。

女性は駆けつけた警察官の指示で非常ドアから脱出

 警察から改めて北見バスへ連絡してもつながらず、女性は駆けつけた警察官の指示で、午前1時30分ごろ、バス後方の非常ドアを自ら開けて脱出したということです。

女性にけがなし

 女性にけがはありませんでした。

この事態を北見バスが把握したのは、始発バスの乗務員らが出社した16日午前4時でした。