「息子」をかたる人物からの電話…100万円を要求
男性によると、オレオレ詐欺の発端は、信用金庫を訪ねた14日、「息子」をかたる人物からスマートフォンにかかってきた1本の電話だといいます。
被害に遭いかけた男性
「最初、息子を名乗って、今から弁護士と会うのだと」
この人物は、「不倫相手を妊娠させてしまい示談金がいるから」と言って、100万円の振り込みを求めてきたといいます。
被害に遭いかけた男性
「私も本人だと思いこんでるからね、声も同じように聞こえてしまった」
男性は、「息子と思うと本能的に体が動いてしまった」と話しているということです。
今年、広島県内で発生したオレオレ詐欺についてです。被害額は4月末までにおよそ3億5千万円。去年の同じ時期はおよそ8千万円で、4倍以上に達しています。一方、発生件数は63件で、このうち4割以上で高齢者が被害に遭っています。
詐欺の対策について警察は▽見覚えのない番号からの電話に出ない、▽電話でお金の話が出たらすぐに切る、▽不安なときは身近な人や警察に相談する、といった対策を呼びかけています。