南海トラフ巨大地震などの大規模災害が発生した際、広域的な連携をどう図っていくかが課題となります。
こうした中、県外で大規模災害が発生した際に活動する「緊急消防援助隊」の訓練が宮崎市でありました。
緊急消防援助隊は、県外で大規模災害が発生した際に派遣される部隊で、14日、宮崎市で行われた訓練には県内すべての消防本部からおよそ90人が参加。
九州南部で豪雨災害が発生したという想定で行われました。
(玉岡克希記者)
「こちらでは、土砂に埋もれた車に取り残された人を救助する作業が行われています」
また、今回の訓練では、二次災害を防止するための安全管理部隊が初めて配置され、各隊との連携が確認されました。
(緊急消防援助隊の隊員)
「机上ではなく実働で訓練ができたので、作業方法・救助方法を意思確認できてよかった」
(宮崎市消防局警防課救急救助対策室 守屋敏勝室長)
「(緊急消防援助隊が出動する際は、)少しでも被災地の方により沿って、力になれるような活動をするために、今後も日々訓練、県内の連携を取りながら、進化していきたい」
県内全ての消防本部が合同で緊急消防援助隊の訓練を行うのは初めてで、消防は今後もこうした訓練を重ね、大規模災害に備えたいとしています。