今年夏の参議院議員選挙に向けての動きが活発化しています。

立憲民主党 熊本県議 鎌田聡氏「国会に与党の議員しかいない。この熊本県の状況を私が変えなければ」

立憲民主党熊本県連は、熊本選挙区に県議会議員で県連代表の鎌田聡(かまたさとる)さん(60)の擁立を決めました。

きのう13日、鎌田聡さんは熊本市の中心市街地で参院選への意気込みを語りました。その後に開かれた立憲民主党県連の常任幹事会では、全会一致で鎌田さんの擁立を決めました。

会には党本部の大串博志(おおぐし・ひろし)代表代行も姿を見せました。

立憲民主党 大串博志代表代行「しっかり支えていくという姿勢を示したいという思いで、異例ですけど、参りました。熊本は十分勝ち得る。勝たなければならない」

このように述べ、熊本での戦いに強い期待感を示しました。そして鎌田(かまた)さんはきょう、早速連合熊本や社民党県連を訪れ、推薦願を提出。野党共闘に向け、動きを加速させています。

立憲民主党 熊本県議 鎌田聡氏「熊本市以外での私の認知度が非常に不足をしている。その部分を地方組織がしっかりしている連合や社民党をはじめ、他の政党の支援が欠かせない」

一方、3回目の当選を目指す自民党現職の馬場成志(ばばせいし)さんは

自民党 現職 馬場成志氏「やらなければいけないことが山積みだ。それを安心して前に進めていけるのは誰なんだ」

TSMC進出でチャンスを迎えている熊本を前に進める仕事がしたいと意気込みます。

自民党 現職 馬場成志氏「しっかりと形に組み上げていく、不安な部分を解消していく」

また、馬場さんは、公明党からの推薦を受け、組織的な戦いを展開する考えです。

自民党 現職 馬場成志氏「なんとしても公明党の力を借りて自公協力の中でこの熊本選挙区において勝利を果たさせて頂きたい」

さらに、参政党からは党委員を務める山口誠太郎(やまぐちせいたろう)さんが立候補を表明しています。

参政党 党委員 山口誠太郎氏「国政に出て税制を変えていけたら、もっと日本の企業が伸びていくのではないかと思って、今回手を上げさせて頂きました」

税理士事務所に勤務する山口さんは、消費税の減税やインボイス制度の廃止などで、国民の負担を減らしたいと訴えています。