その一つが…。
顧問 蔵野学先生:「これはバランサーという器具で、見てわかる通りグラグラするんですね。彼らがここに座ってもらうとグラグラするので、まさにレーシング艇に乗った時のバランスの悪さを疑似体験できる」

知優さんは、カヌー部が運動部デビューです。
荻原知優さん:「(体力には自信がある?)全然なくて。もともと運動してこなかった人なんで、最初自分でもできるか不安だったんですけど、こうやってバランサーとかエルゴとか走ることで体力はどんどんついていくのかなって。楽しいです」
1年生3人が一番楽しみにしていること。ついに!本物の舟に乗れるんです!
宮川透和さん:「あしたですねぇ。あしたは確実に1回は(水に)落ちますね…。それ覚悟でこの部活に入っているんで」
気合も入るトレーニングですが…。始めて30分ほど経ったころ、突然の終了。
竹内瑠埜さん:「(きょうはこれで練習は?)もう終わりです。バスの時間があってもう帰らないといけないので今日はもうこれで終わりにします」「本当はバスの時間がなければ、もっといっぱい(練習)したいなって思っています」

3人は、市の中心部からバスで40分ほどかけて通っています。
しかし、今年度から高校とを結ぶ路線バスが大幅に減ったために、午後5時までに部活動を切り上げなければなりません。
顧問 蔵野学先生:「これから(カヌーに)乗れるようになっていったとしても、川に出て乗らせてあげることができるのかというのは今は不透明。練習時間を確保できないのはかわいそうだと思いますね」