2年目からはWEリーグに参入し、ホーム開幕戦(AC長野戦)でのサイドハーフに起用され、3年目はアウェイ浦和戦でフォワードとして起用されました。こうして振り返ると、あまりないような経験をさせてもらえたなと思います。
加入当時はウイルス禍で、手拍子と太鼓のみでしたが熱く後押しをして下さり、声出し応援が解禁された2022年10月22日のアウェイ 東京NB戦では、サポーターの皆様の声に心打たれ胸が熱くなりました。あの光景はこれからもずっと忘れません。

そして4年目になり、最後の締めの役割として起用してもらう機会が多く、可能性を広げて貰えたとともに、自信をつけることができました。その一方で、今季はなかなか試合にも絡むことができず、自信を無くしそうになったり、チームの勝利を素直に喜ぶことができなかったり、サッカーが嫌いになりそうになったり、自分が情けなくなり、腐りそうになったりすることもありました。それでも、このまま終わるのは簡単で、チームのために自分が出来ることは必ずあるし、自分に矢印を向けて少しでも成長できるように、そして何より、「チャンスはピッチに転がっている」という橋川監督の言葉と、どんなときも、「応援してるよ!頑張って!」と声をかけてくださる、ファン・サポーターの皆様の言葉が私の原動力になり、辛く苦しい時期も乗り越えることができました。

サッカーがなければ恐らく新潟に来ることはなかったと思いますが、新潟に来て、このまちが、新潟の人々が、そして私を受け入れてくれたこのクラブが大好きになりました。
たくさん経験のある素晴らしいチームメイトと過ごした5年半は私にとって一生の財産です。本当にありがとうございました。

引退という決断をするにあたり、たくさん悩み考えました。これからの人生も様々な困難や壁にぶつかることもあるかと思いますが、私らしく元気よく歩んでいきたいと思いますので、第2の人生も応援してくださると嬉しいです。
この2シーズン、【タイトル】を目標に掲げ、あと一歩のところで掴み取ることができず、悔しい気持ちや、もうこのクラブのエンブレムを背負って闘うことが次で最後になるのは寂しい気持ちですが、やり切ったと思えるように最後まで突き進みたいと思います。
最終戦、勝ってアイシテルニイガタを歌いましょう!!