プロ・アマ問わず、その年の日本一を決めるサッカーの天皇杯。鹿児島県代表として、鹿児島ユナイテッドFCが出場権を手にしました。
11日に行われた県サッカー選手権決勝。勝ったチームが天皇杯の出場権を獲得します。決勝は、J3の鹿児島ユナイテッドFCと、連覇を狙う鹿屋体育大学の顔合わせに。
ユナイテッドFCは、公式戦初出場のGK・熊倉ら、リーグ戦で出場時間の短い選手を起用し、臨みました。
試合はいきなり動きます。前半2分。武の積極的なプレスから、こぼれ球にンドカ。幸先よく先制したユナイテッドは、前半9分、川島のクロスに武。難しい体勢からボレーで流し込み、リードを広げます。安定した守りを見せたユナイテッドは、その後も主導権を握り続け、2点リードで試合を折り返します。
しかし、エンドが変わった後半は、一転、鹿屋体大のペースに。徐々にゴールに迫ると、迎えた後半22分、右サイドから攻め最後は吉川がゴール。1点差に詰め寄ります。
苦しい時間が続いたユナイテッドでしたが、後半28分、コーナーキックから谷田。先月チームに加入したばかりの19歳のゴールで再び2点差とすると、その3分後には、クロスのこぼれ球を稲葉が流し込み、4点目。
ユナイテッドが9回目の優勝で、天皇杯出場を決めました。
(相馬直樹監督)「ここまで思ったようにシーズンを過ごせていない選手がどう表現するか、リーグ戦に向けてもつながるものだと思う」
(谷田壮志朗選手)「自分も出たらやれるぞという気持ちでいるし、ピッチに入ったら年齢は関係ないので、早く試合に出てチームの勝利に貢献したい」
天皇杯の初戦は今月25日、アウェーでJ2・5位と好調の今治と対戦します。その前に次の試合は今度の17日土曜日、リーグ戦で8位の福島と対戦します。