九州フィナンシャルグループは12日、昨年度の決算を発表しました。グループ全体や傘下の鹿児島銀行ともに増収増益です。
(九州フィナンシャルグループ 笠原慶久社長)「みんなががんばった結果として良い結果になった」
九州フィナンシャルグループの売上高にあたる経常収益は、前の年より12.9%増えた2512億9200万円で、純利益は303億6800万円で4期連続の増収増益でした。
台湾の半導体企業「TSMC」が熊本に進出したことで、工場建設に伴う企業の融資が増えたことなどが要因です。
一方、グループ傘下の鹿児島銀行の経常収益は、前の年より8.1%増えた895億3600万円、純利益は4.9%増えた140億1500万円で、2期ぶりの増収増益となりました。
日銀の金融政策の見直しに連動して預金金利を引き上げたことや、2年連続で行員の賃上げを行い経費は増えたものの、貸出金利の増加などより増益となったということです。