東京の賛育会病院で内密出産を検討していた女性が、出産費用などを理由に断念し、熊本市の慈恵病院で内密出産をしていたことが明らかになりました。

東京・墨田区の賛育会病院は2025年3月、内密出産の受け入れを発表しましたが、出産費用は原則として本人から全額を徴収する方針です。

これに関して熊本市の慈恵病院は先週、「内密出産の費用が払えない」という相談が東日本の7人の女性から寄せられ、このうち2人が既に慈恵病院で内密出産したと明らかにしました。

こうした状況について蓮田健(はすだたけし)院長は…
慈恵病院 蓮田健 院長「賛育会病院のスタンスは海外や慈恵病院のスタンスとは違うと受け止めている」
今後も内密出産で同じ様なケースが起こり得るとして、賛育会病院での出産費用を慈恵病院が負担したり、慈恵病院が出産を受け入れたりする意向を示しました。