「うちの子、最近目を細めてる気がする…」「学校の視力検査が良くなかった」。あなたの周りで心配の声が聞こえませんか?
広島県のデータによると、小学生の36%・中学生60%以上の子どもたちの裸眼視力が1.0未満との現状が明らかになりました。
背景にあるのは、私たちの生活にすっかり浸透したスマートフォンやタブレットの存在。便利なデジタルデバイスですが、近くのものを長時間見続ける行為には、思わぬ落とし穴が潜んでいます。

広島市中区の「メガネの田中 広島本店」では、4月から6月にかけ、子どものメガネを新調する保護者や子どもの姿が多く見られます。
メガネの田中 松宮麗さん
「新学期に入って、学校の健康診断が終わる。チェックが必要な場合、眼科に行って、処方箋を持ってくるケースが多い」
取材中には、学校の視力検査で医師の診察を勧められたという、中学1年生の姿がありました。
中学1年生
「(視力は?)0.1以下。いまのメガネでも見えづらくなってきた」

学校生活での変化が視力に影響したのでは、と考えているようです。
中学1年生
「授業でデジタル教材を使い始めたのが小学2年生。使う機会が増えて目が悪くなったのでは」
「メガネの田中」では子どもの成長に合わせ、度数が合わなくなったレンズやフレームの交換を何度でもできるサービスを提供していますが…。
メガネの田中 松宮麗さん
「早い人で半年に1回くらいで度数をあげていく子もいる。見え方・気になることない?と聞くようにしている」