日本時間の9日未明、新しいローマ教皇が決まりました。教皇を選ぶ選挙を描いた映画も話題になる中、鹿児島での反応を取材しました。
日本時間の午前1時すぎ、新しいローマ教皇を決める選挙「コンクラーベ」で選ばれたプレヴォスト枢機卿。初のアメリカ出身で、教皇名はレオ14世となりました。
(新教皇 レオ14世)「この平和のあいさつが、あなた方の心に届くことを望んでいます。あなたの家族に、どこにいようともすべての人々に、すべての民族に、地球全体に」
新しい教皇・レオ14世について、鹿児島市のカトリック鹿児島司教区の霧島彬神父は、「言葉の力強さ」を感じたといいます。
(鹿児島司教区本部事務局長 霧島彬神父)「人々にアピールする力のある、力強い言葉を話す、はっきりと伝えられる印象を受けた」「『共に歩む教会』と(前教皇)フランシスコは言っていたが、それをレオ14世(新教皇)も最初の祝福の言葉で話していたから、そういう連続性はきっとある」
「コンクラーベ」と呼ばれる選挙で選ばれたレオ14世。こうした中、今、話題になっているのが公開中の映画「教皇選挙」です。新しい教皇が決まるまでの駆け引きなどを描いています。
映画を上映している鹿児島市の天文館シネマパラダイスでは…
(映画を観に来た人)「ちょうどタイミングが良くて、いい勉強になった。核や戦争など(の問題を)少しずつ力を入れてやってほしい」
映画館によりますと、1日あたりの観客数は先月に比べ倍近くに増えているということです。