西田参院議員の”ひめゆり”をめぐる発言撤回会見に先立ち、9日の沖縄県議会各派代表者会では、沖縄自民党・無所属の会から抗議決議案が提案されましたが、見直しを求める声が相次ぎ、本会議への提出は持ち越しとなりました。

▽沖縄自民党・無所属の会・座波一県議
「西田発言につきまして、県民の皆さまはじめ、県議会の皆さまにもご迷惑をおかけしていることをお詫び申し上げます」

各派代表者会では、沖縄自民党・無所属の会が西田議員と石破総理宛てに謝罪と撤回を求める抗議決議案を提案しました。

これに対して、各派代表者からは文言調整をはじめ、県議会としても発言について検証する必要があるといった意見が相次ぎました。

▽てぃーだ平和ネット・山内末子県議
「例えばひめゆり平和祈念資料館の館長を呼んだり、県議会でも検証する作業も必要ではないか」

▽維新の会・當間盛夫県議
「自民党が当事者でありながら、抗議文を出すということ自体が、我々はその立ち位置には自民党はいないと思う」

シンポジウムを共催した自民党県連の責任について問われた際にはー。

▽當間県議
「憲法改正のシンポジウムのなかでこのような発言が出ること自体が、問題だと思います」
▽座波県議
「それは本人の問題です。そこまで我々は言うとはわからない」

その後、西田議員は謝罪し発言を撤回しましたが、与野党は文言をすり合わせの上抗議決議案をまとめる方針です。