自民党の西田参院議員が9日会見し、ひめゆりの塔で目にした説明について「歴史の書き換え」などと述べた自身の一連の発言について、「非常に不適切だった。発言を撤回したい」として謝罪しました。

自民党・西田参院議員
「沖縄県民、ひめゆりの塔の関係者の皆さまにお詫びを申し上げたい。私の発言したところは訂正・削除させていただきたい。本当に申し訳ございませんでした」

会見で自民党の西田昌司参院議員は、ひめゆりの塔の展示に関する自身の一連の発言について撤回したいと述べ謝罪しました。

西田議員は自身の発言に対する批判を受け、県内にいる知人に改めて事実関係を確認してもらったと説明し、「丁寧な説明なく、ひめゆりの塔の名前を出して講演したことは非常に不適切だった」と述べました。

一方で、ひめゆりの塔をこう言い間違える場面も。

自民党・西田参院議員
「この”ひまわりの塔”は沖縄県民にとって耐え難い大きな苦しみの歴史、大きなトラウマとなっていることを改めて痛切に感じた」

また、西田議員は自身の発言の元になった展示は「ひめゆり平和祈念資料館」ではなく「県平和祈念資料館」の過去の展示であった可能性があるものの、確認はできていないとしています。

(県平和祈念資料館に行ったことは?)
自民党・西田参院議員
「行った記憶はないんですが、西田さんの言っている内容の展示があったのは県平和祈念資料館の方じゃないかと指摘があった」

この発言を受け、県平和祈念資料館は「会見内容を含め事実関係を確認している」とコメントしています。