いまも「コメ」の返礼品を受け付けている自治体
寄付額は前年から1億3000万円増も… 6月には在庫ぎれか

ふるさと納税で、いまも「コメ」の返礼品を受け付けている自治体も対応に追われています。五所川原市では、寄付額が前の年から1億3000万円、率にして3割ほど増えたものの、6月には在庫がきれる見込みです。

コメ袋を保管している五所川原市の倉庫です。農家の中川史也さんの手元に今あるのは、家族で食べる分のコメだけで、ふるさと納税の返礼品用は2024年11月末にすべて出荷したということです。その数は「はれわたり」5kgが100件、申し込み数は前の年の倍以上です。

返礼品のコメを作る農家 中川史也さん
「90件の伝票がいきなり送られてきた。ありがたい。うれしいですけど」
五所川原市のふるさと納税は本来、コメの返礼品は69品目ありますが、このうち59品目が在庫切れとなっています。
昨年度の申し込みの件数は約1万5000件で、前の年より3000件の増加。寄付額は5億5000万円で前の年より1億3000万円、率にして3割ほど増えました。

五所川原市 地域物産振興課 船木洋平 課長
「おそらく5月下旬から6月初旬にかけて(在庫が)持つのかなという感覚。市としては五所川原市のコメとおいしさを通じた魅力の発信につながっていると感じる」
