
長い旅を経て、山形県遊佐町の滝淵川(たきぶちがわ)にサケが産卵のため帰ってきました。
作業が行われているのは枡川鮭漁業(ますかわさけぎょぎょう)生産組合の採捕場(さいほじょう)。
組合では、毎年、サケの稚魚を人工ふ化させ滝淵川に放流しています。
今、4年前に放流したサケの遡上がピークを迎えていて、きょうも朝から水揚げ作業が行われていました。

旅から帰ってきたサケの重さは2キロから4キロほど。
けさは1時間ほどの間にオスとメス合わせておよそ400匹が水揚げされました。
枡川鮭漁業生産組合
尾形修一郎 組合長
「天気がこのように安定していますので遡上も安定しています」
産卵を控えたメスからは卵が素早く取り出され、多くは、来年の春に放流する稚魚に育てるため、専用のふ化場に移されます。
また、卵をとったサケは、焼き魚などにして販売されるそうです。
滝淵川には今年いっぱいサケが遡上し、
こちらでは例年並のおよそ4万3000匹の水揚げを見込んでいるということです。