■しっかりとした装備で作業を!!子どもはNG!!


作業をする際は、感染症やけがを防ぐために
1.皮膚の露出面を少なくする
2.ゴム手袋や長ぐつを着用する
3.虫よけスプレーを使う

十分な装備で作業することで、周りに心配・迷惑をかけないことにも繋がる!

万が一
・水害の水に触れた場合には、できるだけ早く石鹸やきれいな水で洗う
・けがをした場合には、速やかな応急処置と必要に応じて医師の診察を受ける

■水害後、子どもに片付けをさせないで!


地域の子ども達が率先して水害の後片付けをする様子は美談として捉えられがちですが、アメリカの小児科学会は10代未満の子どもに対して「水害の後片付けに子ども達を関らせるべきではない」との声明を出しています。
それは…
・水害後の汚水や汚泥は、健康に悪影響を及ぼす可能性が高い
・子どもは大人よりも影響を受けやすく、感染症や将来の発達への悪影響が懸念される

からです。
水害は水が引いた後も危険が多いので、子ども達を守る為にも安易に清掃活動・後片付けには参加させないようにしてください!
大人に近い子どもたちは、細菌や消毒剤について生物や化学の学習をした後、「アレルギーがあるから参加しない」というように選択の自由がある上で検討し、実施するなら大人と同じ装備をさせましょう。



アドバイザー

あんどうりす
(アウトドア防災ガイド)

阪神大震災被災体験とアウトドアの知識を生かし、日々の暮らしの中に意識しなくても防災を取り入れられる方法を提案。滝登りや川遊びが大好き。