「5月の連休明けと夏休み明けが1年間で一番多い」年々増加の『不登校』

2811人。
この数字は2023年度の青森県内、公立小中学校における不登校の児童生徒数です。
年々増加し、小学生が884人。中学生が1927人と、あわせると前の年と比べて585人上回っています。

実は、大型連休明けの今が1年で最も不登校の児童・生徒が増えると専門家は指摘します。
自身も不登校の経験があり、5月に不登校に悩む人たちへのメッセージを綴った書籍も出版する、不登校ジャーナリストの石井しこうさんです。

不登校ジャーナリスト 石井しこう さん
「5月の連休明けと夏休み明け、この2つが1年間で(不登校が)一番多い時期。新年度からの環境変化に1か月我慢したけれども、『もう無理だった』『我慢の限界を超えていた』という子が多くて、休み明けにいきなりそのストレスが爆発するという子が多いとみられる」

石井さんによりますと、子どもが学校に行きなくないときは、何かしらの背景があり、親に助けを求めたくなるということですが、直接口に出せないという子どもも多いといいます。
そういったとき、親はどのようにしてSOSに気付けばいいのでしょうか?