アイドルグループの「嵐」が2026年の春ごろに開催するコンサートツアーをもって活動を終了すると6日に発表しました。惜しむ声が多く聞かれるなか、嵐の楽曲に携わった青森県弘前市に住む作詞・作曲家の多田慎也さんが当時の想いなどを明かしました。

2020年の年末から活動を休止しているアイドルグループ「嵐」。
6日に久しぶりに5人そろった姿をファンクラブの動画で公開し発表したのは、2026年の春ごろにメンバー5人で開催するコンサートツアーをもって、活動を終了するという決断でした。

各地から惜しむ声が聞かれる中、弘前市に住む作詞・作曲家で、シンガーソングライターの多田慎也さんは、嵐に携わった1人として、制作当時を振り返ります。

嵐の楽曲を手がけた 多田慎也さん
「デビュー作が嵐さんだったので、いきなり人生が変わったというか。自分でチケットを買って横浜アリーナに見に行った。その時に(自身のデビュー作の)『いつまでも』が流れて。その時の感動を忘れられない。音楽人生を始めさせてもらったグループでした」

嵐は1999年に「A・RA・SHI」をリリースし、CDデビュー。世に多くの曲を届け、国民的アイドルとして愛されてきました。

一方、多田さんは2007年、嵐の「いつまでも」で作曲家デビュー。これまで、嵐の楽曲12曲の作詞や作曲を手がけました。

嵐の楽曲を手がけた 多田慎也さん
「大きなグループですし、社会にもすごく影響を与えるグループだったので、多くの方に届くように、色あせないように、『何年経ってもいいね』と言われるような楽曲を心がけて制作していました」

多田さんは、メンバーの今後の活躍を願っています。