連休明けの7日は「仕事や学校に行くのがつらかった」という人も多かったかもしれません。そんなこの時期に注意したいのが「五月病」です。

(アエールこころのクリニック 平田裕院長)「基本的に原因がストレスなので、ともなって体の症状が出てくる。寝られない、食欲不振、頭痛、どうき、涙が出る」

鹿児島市の精神科医・平田裕医師です。医学的には、「適応障害」「抑うつ状態」といわれる五月病。なぜこの時期に症状が出てしまうのでしょうか。

(アエールこころのクリニック 平田裕院長)「4月は気合と根性で乗り越えるが、そのあと大型連休で気が抜ける。緊張の糸が切れて、朝起きたら動けなくなり、発症する人が多い」

連休明けの7日は、取材中にも…。

(アエールこころのクリニック 平田裕院長)「びっくりした。GW明けだなと。鳴りやまない」

およそ30分間の取材中に、4件の相談電話がありました。電話や診察でも五月病の症状がある人には、「とにかく休んでほしい」と伝えています。

(アエールこころのクリニック 平田裕院長)「休むこと、十分頑張っているのはわかっているので、休んでほしい。可能であれば、家族や職場の同僚に相談してほしい。『しんどい』と一言いうだけで周りは動いてくれる」

そして本人だけでなく、家族や同僚など周りのサポートも大切だといいます。

(アエールこころのクリニック 平田裕院長)「『無理するな』、『休んだら?』と声をかけてほしい。寄り添ってあげて(相手の)言葉を待つという感じ。話を聞いてあげる・安心できる環境だというのを伝えられるか」