滋賀県は「交通税」導入を検討…早ければ2024年度に導入か
そして、すでに近江鉄道をめぐる公費の半分を負担している滋賀県。公共交通維持のために全国でも例のない税金の導入に向けて動き出しています。それは『交通税』です。
(滋賀県 三日月大造知事 10月11日)
「誰でも、いつでも、どんな状況になっても行きたいところに行ける交通手段というものを滋賀県内で整備しませんかと。こういう公共交通だったら少しずつ負担することに理解できるよねという、滋賀県のみんなで実現する公共交通のビジョン、これを共有できるか」
『鉄道やバスなどの公共交通を使う人も使わない人もみんなで一緒に支えていこう』という理念に基づく交通税。すでにある税金に上乗せする方法が検討されていて、対象としては固定資産税や県民税、自動車税などの案があがっています。滋賀県は、県民の意見を聞き、早ければ2024年度の導入を目指す構えです。
岐路に立つローカル鉄道。その生き残りのモデルケースとして近江鉄道が軌道に乗っていくのか注目が高まっています。
(2022年10月27日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)