家族が毎日どう過ごしているのか知る

家族が日ごろ、どこにいるのか知っているようで実は知らないものです。お互いの行動を把握していることは災害が起きたときの重要な情報となります。


内容はなるべく細かく
・「学校」だけではなく時間割、放課後の予定も
・「仕事」だけではなく営業先、飲み会の場所、帰宅予定時間も


マニュアル作成のポイント

家族との連絡方法は複数用意!
・NTT災害用伝言ダイヤル(171)
・インターネット災害用掲示板(NTT、KDDI、SoftBankなどが提供)
・インターネット安否確認サービス
・家の周辺に貼り紙
・県外の親せきや友人を介したメッセンジャー
・Twitter、LINEなどのSNS

避難先を決める!
・小中学校(家族が通っている、場所が分かる)
・公民館(家の近くにある、設備、大きさ、衛生)
・高齢者施設
・公的宿泊施設

※各自治体HPなどで確認!

プラス・アドバイス!

マニュアルを作ること自体が防災対策に
家族で話し合い、マニュアルを作ること自体が防災に対する意識を高めます。

子どもたちには「防災教育」を日ごろから
大きな災害が起きた時には大人がついていたとしても、子どもたちを必ず守れるとは限りません。「防災」という響きに構えず家庭で気軽にできるところから始めましょう。



アドバイザー

国崎信江
(危機管理教育研究所代表)


国の防災関係の委員や自治体の防災アドバイザーを多く務めるほか、被災地の支援活動を通じた災害の実態から生活者の視点で防災を研究。