新茶のシーズンを迎え、大分県佐伯市では中学生が地元で受け継がれる釜炒り茶づくりを体験しました。

佐伯市本匠では、味と香りを引き立たせる釜炒り茶づくりが江戸時代から続いています。

7日は、地元の住民の自宅で体験会が行われ、本匠中学校の生徒8人が参加しました。生徒は学校の農園で栽培した茶葉を直径1メートルの鉄釜に入れてかきまぜたり、手もみをしたりして水分を飛ばす工程を体験しました。慣れない作業ながら生徒は一生懸命取り組み、手間暇をかけた釜炒りの製法を学びました。

(生徒)「熱かったけど楽しく混ぜられてよかった」「釜が熱くてお茶を混ぜるのが大変だった」「とてもおいしいお茶になってほしいと思う」

作ったお茶は、6月に学校で開催される茶話会で、地域の人たちと楽しむことにしています。