新型コロナウイルスの次の流行、「第8波」に備えて山梨県内の医師や看護師などを対象にした経口抗ウイルス薬の研修会がオンラインで開かれました。

27日に開かれた研修会には県内の医師、看護師、自治体職員などおよそ400人がオンラインで参加しました。

この中では新型コロナウイルスの経口抗ウイルス薬、パキロビッドパックを内服した場合、1日から3日で解熱効果があった事や、入院・死亡を89%抑える事が出来たといった例が紹介されました。

ただパキロビッドパックの使用は県内で116人分と、人口比では全国43位に留まっています。

このため研修会では一部の薬局にしか在庫がないこと、併用薬のチェックが必要であることなどを踏まえた上でクリニックなどの外来でスムーズに処方するシステムを構築することが最重要だと指摘しました。

パキロビッドパックは軽症、中等症の患者が対象となっていますが県では重症化を防ぐことが第8波での医療ひっぱくを防ぐことに繋がるとして利用を促進したいとしています。
