「10年後に万博が開かれたら必ず行きます」

 万博の楽しみのひとつは、世界各国の料理を味わえること。乾さんらはスペインパビリオンを訪れ、本場の料理に舌鼓を打ちます。

 (藤本京子さん)「(Q70年万博のとき、お昼ご飯は?)ケンタッキー・フライドチキン。日本で初めて入ってきた。すごくおいしかった。毎日のように食べていた」
 (麻生照子さん)「こういうふうに時間を使って食べるなんてことはなかったです」

 一方、渡辺さんらは、複数の国が出展するパビリオン「コモンズD」にやってきました。

 (渡辺百合さん)「『触れてお楽しみください』というのは珍しいね」

 渡辺さんらはこの日、5つのパビリオンを回りました。

 (渡辺百合さん)「(展示物を)触ってはいけないという場所が多いのに、こちらは『触ってください』って言っていますね」
 (ブータン館スタッフ)「私たちは人々に見て、触れて、感じてほしいんです。ほとんどのパビリオンでは触れてはいけないのですが、ここでは見て感じてほしいんです」

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 1970年の大阪万博で最前線に立っていた彼女たち。この日、万博会場を回り、元コンパニオンとして感じたことは…

 (渡辺百合さん)「(スタッフの)気持ちにホスピタリティーがあふれる様子がよくわかった。国の大きさに関係なく、国を代表して説明するんだという気持ちが感じられた。(今後)この規模の万博は、私たちの年齢の人たちは(もう)体験できないと思います。(Qもし10年後に万博が来たら?)10年後に万博が開かれたら、あと10年歳を重ねても必ず行きます」

 仲間と過ごした青春の日々が蘇った1日となりました。