高値が続いていた野菜ですが、連休中、1日2000人が訪れる南九州市の道の駅では、地元産のキャベツが3月に比べ半値になるなど、野菜が手ごろな価格になっています。

鹿児島県南九州市川辺町の道の駅「川辺やすらぎの郷」です。地元でつくられた朝どれの新鮮な野菜や果物、惣菜や鶏刺しなどが並び、ゴールデンウィーク中、1日2000人が訪れる人気スポットです。

きょう5日も多くの客でにぎわう中、皆さんのお目当てのひとつが、いろとりどりの地元野菜。価格も手ごろになってきています。

価格は大きさなどで変わりますが、今年3月の店の平均価格と比べると、キャベツは1玉129円からで、半値ほどに。(3月は250円)

キュウリは2本で108円からで、50円ほど安くなっています。(3月は162円)ブロッコリーは118円からで40円ほど安く、手に取りやすくなっています。(3月は162円)

訪れた人は、買い物かごいっぱいに商品を入れていました。

(南九州市から)「断然安い、新鮮。すごくうれしい。野菜が大好きなので」

(日置市から)「安いところを求めていくので、こういうところがあると助かる」

(川辺やすらぎの郷 西迫峰洋副支配人)「去年は特に野菜が高かったが、いまは落ち着いてきている。生産者もこだわって作っているので、お客さんにも満足していただける品揃えになっていると思う」

「川辺やすらぎの郷」によりますと、ハウス以外の露地栽培の夏野菜が出回り始まる6月ごろにはさらに価格が下がる見込みで、今月末からは特産の川辺メロンも並ぶ予定です。

ところで、川辺やすらぎの郷で人気なのは、野菜だけではないようです。

(記者)「さまざまな商品が並びますが、中でも人気は寄せ豆腐です。オープン当初からの名物です」

手作り豆腐は、地元の大豆と湧き水を使ったこだわりの品です。

(鹿児島市から)「真っ先にここに来た。普通の豆腐より柔らかめで食べやすい」

ここだけの味を求めて、多くの人が手に取っていました。