一つでも多く心に残る体験を 「子ども食堂」ではGWのイベント計画

5月2日に訪ねたのは、東京・江戸川区にある「子ども食堂 NUKUNUKU」。シングルマザーの親子などに365日、無料で食事を提供しています。

学校給食が食べられない連休中は、特に多くの子どもたちが集まります。

スタッフ 佐藤すずみさん
「(Q.お米はどうやって入手?)お米は全部寄付で。今までも節約してきているんですけど、もっと切り詰めている状況。お米をパスタに替えたり、うどんにしたり、蕎麦にしたり」

コメが値上がりし続ける中、いつまで寄付が続くか不安だといいます。

そして、ここに集まる親子のGWは…

スタッフ 佐藤さん
「旅行に行くにも、ホテルも高いし、交通費ね。GW明けとか『どこ行った?』みたいな話になる。『うちの子どもはどこにも行かない』、そういう話はつらいなと思いますね」

旅行に行けない子どもたちには、友達との“体験の格差”が生じる心配も…

ーー(学校の)周りの子どもたちのGWは?

中学2年生(13)
「沖縄行ったり」

スタッフ 佐藤さん
「保育園で(旅行に)行ってる子がいる。ハワイかな」

子どもたちに一つでも多く、心に残る体験を増やしたいと、4日と、5日の「子どもの日」には、イベントも計画しているそうです。

5歳
「誕生日会したり、わんこそば大会したり」

物価高の連休でも手作りの思い出を。子どもたちの笑顔があふれていました。