今季(2025年)J1で躍動しているファジーアーノ岡山の話題で持ち切りですが、多くのJリーグクラブで育成組織を運営しているのはご存知ですか?
ファジアーノは、小・中・高とそれぞれの世代のアカデミーがあり、そのうち高校生年代、いわゆるユースチームは「ファジアーノ岡山U-18」として活動しています。J1の舞台に立つことを夢見る高校生たちに密着しました。
「今週連戦入ってくるんでしっかり全員でいい練習をしていきましょう。」
ハードに!アグレッシブに!

ファジアーノ岡山のDNAを受け継ぐユースチーム「ファジアーノ岡山U-18」です。プロのサッカー選手を目指す高校生たち、1学年13人、合計39人の少数精鋭のチームです。
(FW19安西来起選手)
「自分がチームを勝たせられるようになって、このクラブをもっと有名にしていくことが今の目標です。」

(DF17千田遼選手)
「一試合一試合人生かけてというか全力でやってやるという気持ちでみんな臨んでいる」

彼らが戦うのは、「高円宮杯Uー18プレミアリーグ」。
全国に約3900あるユースチームと高校サッカー部の中で、
上位24チームだけが参戦できる国内最高峰のリーグで、
その年の日本一を争います。


ファジアーノ岡山U-18はおととし(2023年)、クラブ史上初のプレミアリーグ昇格。去年(2024年)は、12チーム中10位と、粘り強く残留を決めました。そして迎えた2年目のシーズン勝負の年です。
チームを引っ張るのは、キャプテンの堤涼太朗選手。中学時代はU15でも主将。ファジサッカーを先頭で体現しています。
(MF14堤涼太朗キャプテン)
「岡山県で質の高いレベルというのをできるというのは本当に嬉しいことですし、
このファジアーノユースをみてファジアーノの(コンセプト)『子供たちに夢を』というところではないですけど、ユースでも見せられたらなと思います」