こいのぼりの町、埼玉・加須市

加須市でこいのぼりが作られるようになったのは明治の初め頃。提灯や傘の職人が副業として始めたのがきっかけだそうです。そして第二次世界大戦前には生産量日本一となりました。

こいのぼりの町として全長100メートルの「ジャンボこいのぼり」が登場したのは1988年(昭和63年)。初代のジャンボこいのぼりは重さ約600キログラムでした。

1996年には2世のジャンボこいのぼりが登場。全長111メートル、重さ730キログラムと初代よりも大きくなりました。しかし2002年の遊泳中に破損してしまい、修理不能となり3世に引き継がれました。

3世は素材を従来の綿生地からポリエステルに変更したことで、約350キログラムと大幅に軽量化に成功。そして2014年からはさらに軽くなった4世のジャンボこいのぼりが加須の空を泳いでいます。

3~5m/Sくらいの風で泳ぐそうです。ジャンボこいのぼりはハワイやW杯日本初戦の地で泳いだこともあります。(写真提供:加須市)