自転車“青切符”の反則金額を公表

4月24日、警察庁は自転車の悪質な交通違反に対して交付される“青切符”の反則金額を公表しました。113の違反行為が対象で、施行は2026年4月1日を予定しています。
取り締まりの対象は、原付バイクなどの免許取得が可能な年齢で、交通ルールに関して最低限の知識があるとされる16歳以上となっています。

自転車が関係する事故における死亡者数は、全国で327人(2024年)。
そのうち約8割に、自転車側に信号無視や一時不停止などの交通違反がありました。
さらに自転車の携帯電話やスマホのながら運転による死亡・重傷事故は2024年で28件と過去最多となり、10年間で3倍以上に増えています。

道交法・交通問題に詳しい弁護士 高山俊吉氏:
自動車の事故は、原付なども含めてこの何十年来減っているんですね。自転車が横ばいなんです。
だから比率的に言うと、交通事故の中で占める自転車の事故はだんだん増えている感じになっています。そこが今回の制度改正の一つの理由です。