「ツキノワグマ出没警報」が、これまでで最も早く発表されました。
4月の出没件数が例年の倍以上になったためで、3年連続の警報の発表となります。
「ツキノワグマ出没警報」は、県が5月1日~11月末にかけて発表しました。3年連続の発表となります。
2024年は6月下旬に発表されましたが、2025年はさらに前倒しして5月1日で、これまででもっとも早くなりました。
その理由について県は4月の出没件数が33件で、過去5年間の平均の2倍以上にのぼり、基準を上回ったためとしています。
県 自然保護課 櫻田定博 課長
「クマの出没情報を県のホームページで公開しておりますので、クマが出るような所にはまず入らない。これからゴールデンウィークの後半を迎えますが、県民の皆さまも山菜採り・行楽など、山に入る機会があるかと思いますので、なるべく複数で入るということを心掛けていただきたい」
県内では2024年6月、タケノコを採るために八甲田山系に入った女性がクマに襲われて死亡し、登山道の一部などが3か月間にわたり立ち入りが規制され、観光にも大きな影響が出ていました。
県は、クマの出没が確認されている場所には近づかないことや、クマを引き寄せる「食べ物」や「生ゴミ」を屋外に放置しないことなどを呼びかけています。