夏の厳しい暑さでも安全に災害対応を行うための訓練です。岡山市北消防署で「暑熱順化訓練」が行われ、岡田美奈子キャスターも特別に体験してきました。
本格的な夏が到来する前に体を暑さに馴らし、熱中症を予防するための「暑熱順化訓練」です。
参加したのは、北消防署の特別高度救助隊、番町分署の特別消火隊の11人。火災現場で使う防火衣を着て、人命救助訓練や有酸素運動をするというもので、岡山市消防局では2019年から導入している、この時期、恒例の訓練です。

「夏はもっときついからね」
「今が大事よ、今がね」
今回特別に、岡田美奈子キャスターも体験することに…。
(岡田美奈子キャスター)
「いってきます!」

走るのは、4階まで階段を上り下りする一周200メートルほどのコース。
(岡田美奈子キャスター)
「しんどい…はあ…」
「4階に到着、よっしゃあ!さあ、いこう!」
空気呼吸器のボンベも背負うと装備の重さは約20キロ。歩くだけでも体にずっしりと負荷が掛かります。日々の訓練がどれだけ大変かということを身に染みて感じました。
「はい、ナイスウ!」
(岡田美奈子キャスター)
「私、たった2周しか走っていないんですけど、ちょっと、しんどい…」

実際の訓練では、隊員たちが同じコースを20分間走り続け、汗を流していました。
(岡山市消防局北消防署 特別高度救助隊 笹山貴弘隊長)
「過酷な状況下でしっかり現場活動に支障をきたすことがないよう(訓練を)活かしていきたい」
岡山市消防局では、梅雨入りまで5日に一度この訓練を実施し、確実に災害対応ができる体制づくりをしていきたいとしています。