春の大型連休は、今週の土曜日・5月3日から4連休となる方もいます。ただ、車での移動を計画している人にとってはガソリン高に加え、高速道路の休日割引制度も対象外の連休で、青森県民からは「遠出はしにくい」という声も聞こえてきます。

資源エネルギー庁が先週発表した青森県内の最新のガソリン価格は、レギュラー1リットルあたり平均182.4円で前の週より0.9円下がったものの、1月20日以降3か月、180円台が続いています。

青森市内のセルフのガソリンスタンドでは、30日の価格は180円。会員割引で178円となっていました。

河村庸市 キャスター
「ガソリンが高い状態が続いていますが、県民はどう感じているのでしょうか?」

県民
「きついですね」

「(連休中)遠くに行きたいが、ガソリンが高いとどうも、おっくうになってしまいます」

政府は5月22日から、段階的にガソリン1リットルあたり10円引き下げることを表明しています。

ただ暫定税率を廃止し、25円程度の引き下げを求める声も上がっていただけに、下げ幅が小さいと話す人もいます。

県民
「本当はもう少し(下げ幅が)ほしい。10円がよくわからない。もう少し下げてくれるのであれば、まだわかるけれども…」

一方、地方の高速道路で土日や祝日に適用される『休日割引制度』は、今年度から3連休が対象外となりました。また、大型連休は3年前から割引が適用されていません。

例えば、青森中央インターチェンジから桜の名所・弘前公園に近い黒石インターまでは、割引が利くと680円ですが、適用されないと970円です。

弘前公園を訪れる観光客も、その影響を実感していました。

観光客
「多少影響していますね。祝日とかで高速(料金)が割引にならないのは痛い」

「もう少し安いといい」

「下道(一般道を)走ろうかなと思う」

燃料高に加え、高速道路の休日割引がなく、車での遠距離の移動は控えたくなりそうな4連休となりそうです。